ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その122

居酒屋風の
店に行ってみると
みんな気のあった同士が
話し合っていました。

冴子は
パソコン教室では
黙々とやるタイプなので
特に仲の良い人は
いません。

ひとりで
鍋を食べていました。

みんなが話していることを
聞きながら
冴子は
「やっぱり
私は
ひとりぼっち」と
思いました。


鍋に
自分で
野菜を入れて
食べています。

そんな風に
ひとりで食べていると
横から
白髪の男性が近寄ってきました。

幹事をしている人ですが
「鍋は美味しいですよね」と
話しかけてきました。

冴子は
「ひとりでは
鍋は食べられないの
久しぶりです」と
答えました。

幹事は
「そうそう
ひとり
鍋料理は
できないこともないけど
少し大変ですよね」と
相づちを
うってきました。

話を上手に
あわす
幹事は
冴子と
うまく話ができました。

すこし
楽になって
その会は終わりになりました。

ひとりぼっちの
アパートまで
バスがなくなっていたので
タクシーで帰りました。