ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その124

冴子が
ラッキーと
思ったのは
少しの間です。

大変な
ことが待ち構えていました。

コンサルのような方が
待ち受けていて
パソコンの
扱いを
立て続けに
教えられました。

パソコン教室に通っていると言っても
バリバリにできるわけでもなく
そんなことを
言われても
戸惑うばかりです。

マニュアルが
あって
それを見ながら
操作するのですが
うまくできません。

キャベツ工場の
現場では
残業は
ほとんどなく
あっても
残業代が
出るのですが
内勤では
残業は付かないと
社長に言われてしまいました。

独身の
気楽さとでも
思われているのでしょうか
社長に
使われてしまっていました。

わかるまで
会社に残って
パソコンとにらめっこ
と言う日が続きました。

そんな
多忙な仕事を
切り詰めて
パソコン教室に通う日々が続きました。

時には
日曜出勤もしました。

夏になって
恒例の
飲み会に誘われました。

同じ幹事が
今度は
執拗に
誘ってくれました。

「やっぱり
行った方が良いかな」と
冴子は
思いました。