ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「もうひとつの冴子の人生 パート3」その10

園田の駅に集まって
その日の会費が集められ
しばらくすると
切符が配られます。

みんなはぞろぞろと
電車に乗って出発です。

初めての参加の冴子に
みんなは
話しかけました。

別に
力関係や
仕事とか
隣人とか言う関係でないので
軽い関係です。

猛が言ったように
楽しく過ごすことを
心がけて
こまめに
話しに相づちを
打っていました。

神戸で
被災したことや
離婚したことなども
話しました。

人気者とまでは行きませんが
数人と
仲良くなりました。

ポンポン山を
歩くコースで
みんなでお弁当を
食べて
持ってきている
おやつを
みんなで交換しました。

冴子は
初めてで
おやつを持っていくことを
知らなかったので
みんなから
もらうばかりでした。

たいそう頂いて
恐縮していました。

冴子も
ひとりでアパートにいるより
楽しいと
思いました。

毎月あるので
次の会の時は
おやつを
たくさん持って
出かけました。

同じように楽しく過ごし
仲良くなった人のひとりが
スイミングクラブに
「今度一緒に行かないか」と
誘われました。

積極的に行くことにして
スイミングクラブにも
通うことになりました。

そんな風に
女友達ができてくると
猛とは
あまり会わなくなってしまいました。