ブログ小説「超幸運な男」その22
宗教団体の集まりで みんなに披露すると ため息が 漏れました。 集まったみんなは なぜあんなに良い あんなに美人の あんなに若い そして あんなに器量が良い 人が 勝と結婚なんかするのか わかりませんでした。 長年 集まりで 勝の話を聞いて その 勝の本性を 知っている人達は 驚きというか ため息というか 出てしまったのです。 勝の 今度の結婚も 仲良くしていました。 溶接の仕事も 上手にはなりませんでしたが うまく仕事をこなしていました。 軍人勅語を 揶揄していった 「要領を持って本文とすべし」 を 実践していました。 この言葉は 勝の父親から 手柄話と一緒に そのように 言われていたのです。 時代も 神武景気と呼ばれ 給料も上がって 勝にとっても よかったのです。 そんな上がった お給料を 同じように 宗教団体に 寄付をしていました 専業主婦の奥さんも 進んで 寄付する 勝を 喜んでいました。