ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「超幸運な男」その42

「同じだ」と
ふたりは
意気投合しました。

勝は
ひとり暮らしになっても
別に不自由はしていませんでした。

「ひとり暮らしは
自由で良い」と
いつも言っていました。

一方女性の方も
親に
結婚を勧められていましたが
本人には
そんな気がないので
「ひとりぐらしが
自由で良い」と
言って
親の言うことは
聞きませんでした。

その面でも
意気投合しました。

他のみんなは
「よく似た親子」と
思っていました。

ゲーム機のレンタルの会社は
だんだんと
仕事がなくなってきました。

いわゆるテレビゲームが普及して
喫茶店のゲーム機が
はやらなくなっているからです。

勝は
転職しました。

今度は
不動産屋さんです。

営業マンではなく
お客様を
送迎する係です。

就職した会社は
中堅でしたが
凄く景気が良くて
少し残業すると
今までの
倍くらいのお給料を
もらえたのです。