ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

春光千里

我が家の入り口には
書が飾られております。

春光千里と天下太平です。


春光千里は
「春に光は
千里まで届く」
転じて
「暖かいものには
妨げるものはない」
と言う意味を持つと
私は考えております。

春光のような
家族を持って
幸せと
あらためて思う次第です。

春光千里
そんな
春光になれたら
良いと思います。




春光千里の意味が
春の光は千里ほど遠い
遙か遠いところに春の光があるとする説があるようです。

びっくりです。

万が一
そうだとすると
凄く
意味が悪いことばで
めでたい正月の書き初めに
遙か遠いところに春の光があるというのでは
験が悪いでしょう。

こんな風に思うのは
正月が
新暦で
おこなわれるためではないでしょうか。

江戸時代の正月は
旧暦ですから
1か月ちょっと遅くなって
寒い盛りです。

江戸時代というか
旧暦の季節感は
一番寒い季節を冬というのではなく
寒くなってくる季節を冬というのです。

即ち
一番寒い時期から
少しずつ暖かくなってくる頃を
春と呼びますので
旧暦の正月が
一番寒い時期だとすると
旧暦の正月は
春の始まりの日だったのです。

と言うわけで
春光千里

春の暖かさが
千里を超えて
やって来るのです。