ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その69

有終の美の
正反対の
退社とは
真逆の
結婚式です。

陽一君の
おじいさんは
地域の名士ですの
盛大な
結婚式でした。

新郎の数に会わせるため
薫子の遠縁の親戚や
小学校中学校高校の友達も
大勢よびました。

美奈子さんもよびましたが
大学の試験があるというので
来られませんでした。

披露宴は
国会議員の挨拶で始まり
肩書きがご立派な人の
オンパレードです。

薫子は
お色直しを
全くせず
みんなの
話を聞いていました。

宴も終わりになって
薫子の友達が
演壇に上がりました。

小学校中学校と一番の仲良しの
友達が5人出てきました。

マイクを持った
友達が
インタビューしていくという
設定です。

新郎も
参加させられて
始まりました。


司会者:
それでは始めます。
新婦薫子の一番の魅力は何ですか

友達A:
笑顔です

友達B:
もちろん笑顔です

友達C:
私も笑顔だと思います。

友達D:
薫子さんの笑顔は最高です。

司会者:
皆さん
笑顔を上げておられますね
それでは
新郎の方には
笑顔以外の
魅力を話して下さい。

陽一:
えー
笑顔だと思いましたが
他にと言われたら
全部です。


司会者:
新郎は
新婦の全部が
魅力的だとおっしゃっているみたいです。

会場爆笑

薫子は下を向いてしまいました。


司会者:
それでは
薫子さんの
笑顔の秘密を知っている方は
手を挙げて下さい。

陽一君以外は
全員手を挙げました。