ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その1

この物語は
明治・大正・昭和を
疾風のように駆け抜けた
人々の物語です。




今からもう150年前になるのでしょうか
大きな変化がなかった
平和な江戸時代から
怒濤の
大変革の明治時代になった頃から
このお話は始まります。

江戸時代は
農業の世界では
全くといって良いほど
進化しませんでした。

唯一
大きく変わったのは
脱穀のやり方です。

社会の教科書で
習ったことがあると思いますが
「千歯こぎ」が
発明されたことです。

それまでは
干した後
棒で叩いて脱穀していました。

新しく考案された
千歯こぎは
鉄の刃が細い隙間を挟んで
並んでいて
そこに
稲穂を通すだけで
脱穀するもです。
て
農業の効率が
飛躍的に
改善したということが
伝えられています。

今から考えると
そんなものが
「飛躍的」
と形容されるのですから
江戸時代が
如何に
十年一日が如くの世界でした。

いや
百年一日が如くの世界でした。

しかし表面化はしていませんでしたが
着実に
時代の進化は
生じていたのです。

それが
顕在化して
明治維新に
進んでいくのですが
この物語に出てくる人物には
それを知るよしもありません。

否応なしに
そんな怒濤の時代に
放り出された
人々が
一心不乱に
懸命に生きていく
物語です。

場所は
西宮の今津郷です。

現在は
兵庫県西宮市今津です。