ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その32

現代の洪水は
泥水が流れ込んで
大変な目にあったいる映像が
よく映し出されているみたいですが
この当時の
溢水は
そんな泥水では
なかったのです。

洪水は
ズーッと水かさが増してくるのです。

時間が経つと
水は引いてしまいます。

流れがあると
稲が倒れて
被害が出ます。

水に浸かって
被害も出ます。

雨風が弱まったので
田んぼに行きました。

田んぼは
水に浸かっていました。

清左衛門の田んぼも
水が
出ていました。

付近の田んぼでは
稲木が倒れていましたが
清左衛門の田んぼでは
倒れていませんでした。

しっかりと
稲木を作ったのが
よかったみたいです。

穂先が
水に浸かっていましたが
すぐに水が引くと
何とかなると
思っていました。

清左衛門は
水がすぐはけるように
何とか頑張っていました。

一晩中
仕事をして
朝日が出た頃
水が
少なくなっていました。

清左衛門は
ホッとしました。