ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その74

亀太郎が
宮水を
運んでいる
酒蔵は
相当景気が良さそうです。

年明けには
新しい
酒蔵を
作ると
言っていました。

京都や江戸への
清酒の販売だけでなく
地方への
販売も好調でした。

灘の清酒の
名声は
幕末の頃
全国に知れ渡っていました。

宮水を運ぶ
亀太郎たちにも
酒蔵は
期待を寄せていました。

宮水の確保は
絶対条件だったのです。

利害が
一致した
酒蔵と
亀太郎は
ともに繁栄していきます。

おますとともに
宮水を運んだあと
藁細工も
しました。


春になると
農仕事が
忙しくなります。

それと同時に
宮水運びも
終わります。

宮水運びの代金を
酒蔵へ
ひとりでもらいに行き
同じくらい
銭を
懐にして
帰りました。

帰りの途中
村では
札付きのものに
出会いそうになったので
走って
帰りました。

お金など
持ったことのない
亀太郎は
心配だったのです。