ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その206

新しいお家が
良いのは
古今東西同じです。

鶴松は
他の人に迷惑を
かけないために
さっさと
引っ越ししたのですが
みんなには
そんなふうには
見えませんでした。

「何の手伝いもせず
新しい家に
一番で引っ越しするとは
どういうこと」と
思われてしまったのです。

そんな
つもりはないと
清左衛門は
思っていましたが
兄弟は
そうは思っていないことを
説明することは
しませんでした。

したら
子供で
長男だからと
言われそうですので
できなかったのです。

そのことを
おますとも
話すことは
できませんでした。

家人のみんなが
自分に不満があることを
鶴松には
分かっていました。

父親や
母親にも
自分が理解されていないことを
苦々しく思っていました。

今までのこともあるし
鶴松は
自暴自棄に
なりそうでしたが
勤勉な父母の
DNAをもっている
鶴松の振る舞いは
今まで通りの
一層の塾通いとなるのです。