ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「順子」その1

もうすぐ
クリスマスですよね。

クリスマスが終わったら
お正月ですよね。

おめでたい時期ですので
ファンタスティック な
物語にしようと思います。

本当は
長編小説「昭和」の続けるのですが
と考えて
ファンタスティックな方が
良いと思いまして

ファンタスティックとは
ファンタジックという
和製英語になっているそうです。

日本語では
(1)幻想的・空想的なさま。また、風変わりなさま。
「ファンタジックな童話」
(2)すばらしいさま。
「ファンタジックな気分」
と言う意味らしいです。

あなたもそんな意味で
使っていましたでしょうか。

私の
力が
全くありませんので
そんな幻想的な
物語は
絶対に無理かも知れませんね。


それでは
はじめますが
期待せずに
読んでいただけたらと
思います。

ここから本文です。
__________________
順子は
昭和41年に生まれました。

母親は
元気な
女性でしたが
どういう訳か
早く生まれてきてしまいました。

早産でした。

早く生まれて
当時としては
珍しい
保育器の中で
育ちました。

数ヶ月後
退院して
母親にはじめて
抱かれましたが
その後も
熱を出して
入退院を繰り返していました。

母親は
初めての子供でしたので
病気がちな
子供に
不安で一杯でした。

そのうえ
両方の実家から
遠く離れた
九州に
転勤していて
お友達も
いないところで
一層の不安でした。

頑張って
育てようと思えば思うほど
空回りを
感じていました。

何度目かの入院の時
母親は
いつものように
夜も付き添っていました。

順子が
安心したように
寝ていたので
母親は
家に一時帰ることになりました。

その日は
満月で
月明かりが明るい
夜でした。

遠くを見ながら
歩いていると
地平線に
一筋の
星が
流れました。

母親は
思わず
「順子を元気にして下さい」と
願いを
かけてしまいました。