ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その7

おちよは
最初の内は
単に
「旦那様に服従」していました。

年月が過ぎていくと
服従ではなく
「期待に応えたい」
「優しさを与えたい」というような
願望が
そうさせていくように思いました。

弥七も
「言ったことを
努力しながら
こなす
おちよに
思いやり」を
感じるようになりました。

互いに
愛おしく思えば思うほど
お互いの
行いは
優しくなっていきます。

それから
10年経って
弥七は
結婚した
長男に
家督を譲ります。

家長の権限を
譲ったのです。

いわゆる
隠居です。

隠居したからと言って
ふたりは
仕事を
しないと言うことはなく

朝早くから
夜遅くまで
仕事に明け暮れていました。

ひとつ違うことは
今までは
おちよは
家事全般の
責任があったので
弥七と
仕事を
一緒にする時間は
少なかったのですが
隠居後は
家事を
長男の嫁に
譲って
ずーっと
一緒に
仕事をしていたのです。

朝起きたときから
夜寝るときまで
弥七とおちよは
一緒にいたのです。