ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その45


そんな事を
正弥が
考えて
時間を浪費していたころ
千香は
ただただ
試験勉強に
明け暮れる毎日でした。

学校一の秀才でも
試験に落ちることが
よくある国家試験ですので
万全の上にも
万全を期して
勉強に励んでいました。

食事中や
お風呂の中
トイレの中でさえ
勉強していたのですが
ちょっとでも
勉強を休めた瞬間
正弥のことが
脳裏をめぐりました。

千香は
「これって
何なの、、

私って
正弥のことが
好きなのかしら

そんな事無いよね

正弥は
格好も良くないし
性格だって普通だし
イケメンでもないし
私の
許容範囲には入っていないわ

結婚の対象でも
友達の対象でもない
ただの知人なのに
なんで
こんな風に
思い出すのかしら
、、、、、、
背後霊
そんな事無いよね

正弥さんはそれなりに
いい人だし

やっぱり
私は
正弥のことが
すきなのかしら」と
取り留めの無い
ひとりでは回答は
絶対に
導き出せないので
いつも
途中で終わりました。