ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その24

その頃
湖子は
弥生が
悪戦苦闘しているのが
妖精の力で
分かっていました。

ここで
妖精の力を
使って
銀行から
融資を
してもらうべきかどうか
考えました。

将来にわたって
考えました。

借金は
いろんな負の要因を考えても
4年で
返済可能と
湖子は
読んでいました。

湖子は
少しだけ
力を出して
銀行を
納得させようとしたその時
融資の担当者は
弥生に
「お貸ししましょう」と
言ったのです。

湖子が
力を使うまでに
融資が決まって
良かったと思いました。

いろんな書類に
判子を押したり
名前を書いたり
1時間ばかりして
手続き完了です。

日は
落ちていて
バスに乗って
笑顔で帰ってきました。

嬉しそうでした。

帰りに
銀行筋の横にある
市場で
魚を買って帰ってきていて
夕飯は
平素になく
豪華でした。

いつもなら
麦飯と
野菜の炊いたもので
出汁もなくて
本当の水炊きです。

そんな毎日の食事に
魚が出てきて
それも
アジです。

嬉しくて
相当奮発した
ようでした。