ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その25

アパートは
翌春出来上がりました。

東京オリンピックの
前年で
所得倍増計画で
日本中が
沸いている時です。

すぐに借り手が付いて
今までは
見たことがない
現金が入ってきました。

すぐに
銀行に返さないと
いけないので
なくなってしまいました。

少しだけ
生活費として
使うことにしていました。

今までと同じように
慎ましやかな
生活が
続いていました。


星子と剛は
湖子のお付きとして
人間界に
派遣はされていましたが
まったく役立っていませんでした。

来住家を
助けるために
農業を手伝っては見ましたが
人間としての
手伝いは
殆ど役に立ちませんでした。

すぐにしんどくなるし
虫やヒルや蛇がいて怖がるし
夏は暑いし
冬は寒いし
役には立たなかったのです。

この時代は
人間の作りが
違うと
心の底から
思ってしまいました。