ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その56

56

星子の
ミッションは
出ていった理由を
調べることです。

どのように
調べるか
考えました。

時間を要しますが
夢の中で
尋ねることにしました。

調べられる人には
寝ている夢のように
感じるだけです。

それで
夜になると
母親の枕元に出向き
調べはじめました。

あまり長く調べると
気が付いてしまいますので
一週間ばかり要してしまいました。

星子は
寝不足になってしまいました。

わかったことは
次の様でした。

母親は
大金持で
裕福に育ちました。

和己の父親と
結婚して
和己を生んで
母親になったのです。

生まれた頃は
おじいさんおばあさんが
健在で
和己を殆ど独占されて
母親は淋しくなって
憂さ晴らしに
少し遠出のつもりで
出掛けました。

持参金に持っていた
2000万円と
お小遣いを貯めた
300万円が入った
預金通帳と判子を持って
最初に来た
電車に乗るという
旅に出掛けたのです。

大阪駅で
最初に出発する
電車が
雷鳥だったので
それにのって
金沢まで来たのです。

有名な兼六園を見て
近くの
ホテルに泊まって
何となく
数日経った頃
病気になってしまいました。

近くの
金沢大学の付属病院に行くと
肺炎の疑いと言うことで
入院することになります。

看護婦さんが
とても親切でした。

病気が良くなると
病院の周りを歩いていると
周りには
現在とは違って
大学が多くあり
若い学生の街でした。

近くのスーパーマーケットに行くと
パート募集と書いてありました。

母親は
一度も
働いたことがなかったので
これも経験かと思って
応募したのです。

母親は
和己に似て
とても可愛かったので
すぐに採用されました。