男性の剛ひとりが 尋ねるに行くと 不審がるので 星子とふたりで行くことにしました。 休みの日の 昼下がり ふたりは お部屋を訪ねました。 チャイムを鳴らして 出てきた 母親に 言ったのです。 剛: 少しだけ時間よろしいでしょうか。 母親:どなたですか 剛: 剛と星子と言います 母親: あー 剛: 怪しいものではありません 母親: ふーん それで 剛: 話があるんです 母親: どんな話ですか 新聞とか 宗教の勧誘なら まにあっていますけど 剛: そんなものではありません。 お子様の話なんです。 母親: お子様って 私ひとり暮らしですが 剛: 今はそうかもしれませんが 昔は いらっしゃったでしょう 母親: えー そんなこと 何で知ってるんですか 剛: その理由は 言えないんですが 母親: 、、、、、、、 剛: とにかく聞いて下さい。 母親は わけが分からないので ぽかーんとしていると 剛の押しに負けてしまいました。