ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その96

こうして
ボランティアが続きました。

避難所の
生活の質を上げるのが
課題になっていました。

プライバシーを守るために
段ボールを持っていったり
暮らしやすくするように
畳を持っていったり
シャワーを浴びられるように
シャワー室を作ったりしました。

避難所暮らしから
仮設住宅にうつると
課題も
変わってきました。

それに対応して
湖子は
ボランティアをしました。

もちろん
会社の仕事や
弥生の手伝い
子供の世話
なども一生懸命したので
湖子には
寝る時間は
殆どありませんでした。

妖精の力を使えば
24時間働いて寝る必要もないですが
それを使うのは
目的に沿わないので
やめていました。

あくまでも
人間の力で
問題を
解決しようとしたのです。

人間の力では
殆ど解決することは
できなかったけど
がんばったのです。

それが
人間だと
思ったのです。