ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトで勉強しましょ」結婚編その75

尼崎チームの略でしたが
いつの間にか
「オーソリティー 十詩子」の略に
なっていました。

アメリカの
会社の
買収では
十詩子の
分析では
隠れ負債があることが
あるとして
断念されると
賛成派に
相当揶揄されたのですが
3ヶ月後に
その会社が倒産すると
十詩子の人気は
またまた上がりました。

十詩子の評判は
社内だけではなく
社外にも
知れ渡っていました。

よく知られた
シンクタンクからも
引き抜きの話が
来たこともありました。

テレビの出演依頼も
ありましたが
断りました。

社内の重要案件は
十詩子にお伺いを立てるという
風潮さえ
出てきて
「尼崎詣で」という
言葉さえ出来たのです。

さすがに
それは何が何でも
穏当でないので
社長に
そのようなことは
止めるように
言ってもらいました。