ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「アスカルの恩返し」その18

僕の飼い主は
どうだろうと思いました。

簡単な耳の手術費は出しても
重大な病気になったら
わからないと思いました。

まあ
処分されても
いいかと思いました。

どうせ
最初から
僕は親に捨てられた
犬なんだから
早く終わらしたいと
思っていました。

今の
飼い主も
悪い人ではないが
僕には
合わないと思っていました。

自分の都合の良いときだけ
僕の頭をなでたりするし
散歩をさせるために
引っ張っていかなければならないし
食事も
決まったものしか
くれないし
遊びに誰も来ないし
何となく
飼い主とは
合わないと思っていました。

何もない日々が
ゆっくりすぎても
私は
歳をとります。

小型犬なら
もう少し寿命があるのでしょうが
私は
中型犬です。

それに
飼い主が言うには
僕の
父親は
ハスキー犬ではないかと
言うんです。

眼が青いし
足の先が白いし
ちょっと前
ハスキー犬が
流行ったこともあるし
僕は
柴犬と
ハスキー犬の
ミックスじゃないかと
言うんです。