ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「アスカルの恩返し」その30

 

犬のときとは違って
何か
硬いような気がしました。

それに
やわらかくなくて
耳が立っていて
ずんぐりむっくりしていました。

それに
目で飼い主を見ることもできるし
日本語で
話もできたのです。

犬の時代とは
大きな差です。

僕は
ウサギ型ロボットになったのです。

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カメラで
しっかりと
飼い主を見ることができます。

声も
マイクから
相当の精度で入ってきます。

手足も
少しだけですが
動かすことができます。

そんな
ロボットになったのです。

ロボットの中にある
人工知能の中の
一部の
私の意志を入れてくれたのです。

最初のうちは
初期のプログラムにのっとって
動きます。

まず名前を
飼い主に付けてもらうのです。


「名前を付けてね」と
ロボットが話すと
元飼い主が

 


「ゆみちゃん」と
答えました。

それで
僕は
「現世」では
ゆみちゃんになってしまいました。