ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その11

医師は
付き添いの
家族が
あまりにも
多いので
驚いている様子でした。

一通り
説明を受けました。

先生は
質問はありますかと
聞かれましたが
だれも
質問できませんでした。

手術は
翌日の
1時と言うことで
乳母だけが残って
後は
帰りました。

夕暮れが
近づいて
何かもの悲しい
雰囲気です。

雪子は
淋しくなって
うるんだ目になりました。

8時になると
面会時間は
終わって
乳母は帰ってしまうと
雪子は
もう淋しくて
怖くて
たまりませんでした。

眠気には
負けてしまって
寝込んでしまいました。

病院の朝は
早いです。

家なら
7時まで
ぐっすりと寝ているのに
6時前には
看護婦さんがやって来て
血液を
採取していきました。buro