ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その32
お祖父さんは
背筋が
寒くなりました。
こんな問題を
間違っているようでは
雪子は
ひとりでは
生きていけないのではないかと
思ったのです。
お祖父さんは
平常心を持ちながら
雪子に
優しく話しかけました。
お祖父さん:
雪子は偉いね
宿題やっているんだね
雪子:
お祖父さんのお部屋は
勉強がはかどるの
お祖父さん:
それは良いね
ところで
雪子は
何になりたいんだね
雪子:
なりたいって
どういうこと
お祖父さん:
大人になったら
なりたいものだよ
雪子:
このままが
良いです。
お祖父さん:
そんな
大人になったら
なにかやりたいことはないのか
雪子:
そうだねー
思いつかない
普通は何なの
お祖父さん:
、、、、