ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その96

そこまで
雪子と会うのが
嫌だったのです。

面と向かって
「あんたなんか嫌い」と
雪子に
言われたら
回復しがたい
ダメージを受けて
一生くらい人生を
送ることになると
考えていたのです。

会わなければ
言われる心配もないし
雪子を
愛した日々は
美しいまま
思い出として
残ると
どういう訳か
篠原君は
思いました。

その影響を受けたのは
雪子だけです。

雪子は
理由もわからず
これ見よがしに
卒業式にさえ
出てこないことに
大きなショックを
感じました。

全身から
血の気が引くのを
雪子は感じました。

倒れそうになりましたが
ぐっと我慢していると
涙が
出てきました。

周囲のものは
そんな事は
わかりませんので
卒業式で
泣いているのだろうと
思っていたのです。