ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「もしものマリヤ」もしもの備え編

今週のお題「もしもの備え」

私は
子供の頃
勉強したくない人はいるけど
働きたくない人はいないと
思っていました。

大人は
難なく
働いているので
子供だった私は
そう思ったのかもしれません。

 

いやな仕事は
やりたくないんですよね。

やりたい仕事ばかりじゃないし
そんなことに気が付いたのは
仕事を始めてからです。

バカですね。

そんなおバカな
女性が主人公です。
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マリヤは

真面目だけど
失敗ばかりしていました。

 

マリヤが生まれたのは
1975年のことでした。

マリヤの両親は
すごく仲は良かったですが
自分たちは
結婚できた以外は
不運だったと
考えていたのです。

両親は
常に
万が一に備えて
万全の態勢で
臨むようにしていたのですが
実際には
少しぬかっていました。

ふたりの間に
生まれてきた
子供に
聖母マリアにちなんで
片仮名で
マリヤと名付けたのです。

そもそも
聖母マリア
日本では
「マリア」と

表記されているのに
両親は
語感が同じような
マリヤだと思っていたのです。

こんな何とも言えない
失敗の名前を
つけられた
マリヤは
成長していきます。

大きな救いは
両親は
仲が良くて
マリヤに優しいということでした。

 

小学校に行くと
多数のクラスメートや先生と
関りを持たなければなりません。

備えが
必要になるのです。

いじめなどに会わないように
両親は
処世術を
教えたのですが
そんなむつかしいことを言われても
実践できないと
考えつつ
「わかった」と
言ってしまいました。

もしもの備えのために
もしものことばかり考えていたのです。

「もしもいじめられたら」

「もしも勉強ができなかったなら」

「もしも遅刻したら」

「もしも宿題を忘れたら」

など
ほとんど起こりもしないことや
起こっても大した影響もないものまで
考えていたのです。

そう考えていると
チャレンジはできなくなります。

ピアノを習いに行っても
もしもうまく弾けなかったらと考えて
やめたのです。