由美:
ところでこのリゾット美味しい
調べただけありますよね。
武:
そうだろー
やっぱり前もって調べることは
誠意の表れなんですよ。
由美:
そうかも知れないな
でもやっぱり
この場合は
あまり良くないんじゃない
武:
そうかな
でもこのリゾット美味しいよね
こういうのは
どんな風に作るの
家で作れるかな
日曜日の朝なんか
こんなリゾットを
ゆっくりとテラスで食べたいもんだね
由美:
それなあ-に
あなたが作るの
家にテラスがあるの?
武:
もちろん
女房に作ってもらうの
いいだろうなー
残念ながら
テラスはないな
由美:
えー
作ってもらうんだ
良い奥さんもらってね
テラスもないのに
前途多難ね
武:
それはないよ-
由美さん出来れば作って欲しいの
テラスのある家探すから
由美:
それって
プロポーズ
付き合いもしていないのに
武さん
単刀直入ね。
せっかちすぎるんじゃない。
武:
そうだよね
ごめんごめん
僕は、、、
やっぱり
やっぱりね
由美さんが
好きなんだ
出来ればお願い
結婚を前提に
付き合って欲しいの
由美:
えー
私どうしようかな
もう少し考えないと
わかないわ
それに私
あなたのこと何も知らないのよ
私のことも知らないでしょう。
私ひょっとしたら
結婚しているかも知らないでしょう
それでも良いの
武:
そんなことないでしょう
結婚何かしてないでしょう
嘘でしょう
由美:
どうかな
京都には
夫がいるかも
どう思う?
武:
へー
そんなことないと思う