ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ小説「妖精の休日」その80まで

妖精を テーマにした ブログ小説は書いておりますが その中に出てきた 「湖子(ここ)」を主人公にしております。 神さまの お手伝いとしての 妖精ですが その中で 湖子は 1番頼られる妖精です。 何千年も 休みなく 働いてきた湖子は 神さまに 休暇を与えら…

ブログ小説「妖精の休日」その79

光が当たっているのは 新婦だけなので エスコートの母親は 見ているものには 誰だかわかりません。 新郎のところまで来て 湖子と和己母親は 目があいました。 3人は 感極まって 涙です。 それを見ていた 観客も 理由がわからなかったけど 涙を流しているもの…

ブログ小説「妖精の休日」その78

結婚式は 盛大そのものでした。 天井の高い ホールが貸し切られて 行われました。 国会議員や 市長が次々に 演台にたち 演説を ぶち上げていました。 和己は 何回も お色直しをしていました。 母親は 親戚席ではなく 友人席に座ってみていました。 式は 3時…

ブログ小説「妖精の休日」その77

湖子は 和己を愛していたので 母親を 呼ぶことにしました。 和己の父親 つまり 会社の社長にも そのことを伝えました。 父親は 驚いていましたが 娘の 一生後悔のことを考えて 賛同しました。 父親も 会いたいようでした。 湖子は 金沢に行って そのことを伝…

カカト落としも音楽?

クラッシックのコンサートに行って来ました。 以下の記述には 私の独善的な 偏った見方を 多く含んでおり 一部の皆様には 不快に感じられると 思いますので 前もってご了承下さい。 スルーして下さい。 久しぶりというか 何十年ぶりの クラッシックコンサー…

ブログ小説「妖精の休日」その76

人間としての 人生を歩むのが 湖子の ミッションですので 妖精の力を 使いませんでした。 それを感じた 星子は 和己の心を 読みとることにしました。 妖精の星子にとっては さほど難しいことではありませんでした。 星子は 和己が 湖子の家に来た時に 少しだ…

ブログ小説「妖精の休日」その75

そんな中で 湖子は働きました。 休日は 弥生の手伝いも している毎日です。 和己に会えるのは 職場で お昼ご飯の時だけです。 少しの時間でも 仲良く過ごしていました。 夏が過ぎて 秋が来て 結婚式は 近づいてきました。 準備は 和己の父親の 秘書がすべて…

ブログ小説「妖精の休日」その74

結婚式は 秋でした。 湖子は 結婚の条件の通り 長瀬の 和己の父親の会社に 就職していました。 当時では非常に珍しい 週休二日制で 月曜日から金曜日まで びっしり 働いていました。 会社はネジを作る会社で 当時は 繁盛していました。 湖子は 最初は 下働き…

ブログ小説「妖精の休日」その73

一週間後の朝 新聞の地域版に 国家試験の合格者の名前が 並んでいました。 湖子の名前は ありました。 和己はどうなんだろうと 電話をしました。 和己は 見ていないというので 早く見て欲しいというと しばらく時間が過ぎてから 受話器の向こうから 歓喜の声…

ブログ小説「妖精の休日」その72

和己を 助けるために 勉強を一緒にしました。 過去問を 何度も行ったのですが 合格点までは なかなか達しなかったのです。 そのうえ 和己は 飽き性で 勉強が長続きしません。 当時の薬剤師試験は 卒業して 4月にありました。 和己の父親との取り決めがありま…

ブログ小説「妖精の休日」その71

湖子には 名誉欲とか 趣味とか 希望とか そんなものがないので 大学院に進んで 立派な学者になりたいという 願望もないのです。 逆に そのようなものがない妖精の もどかしさを感じたのです。 そんな事があって 湖子と和己は 4年生になりました。 4年生にな…

ブログ小説「妖精の休日」その70まで

妖精を テーマにした ブログ小説は書いておりますが その中に出てきた 「湖子(ここ)」を主人公にしております。 神さまの お手伝いとしての 妖精ですが その中で 湖子は 1番頼られる妖精です。 何千年も 休みなく 働いてきた湖子は 神さまに 休暇を与えら…

ブログ小説「妖精の休日」その68

父親には まだ話さないと言うことにしました。 和己が会ってから 決めるそうです。 会う約束を するために 星子と剛は 母親と また 会いました。 次の次の 休みに 会うことになりました。 父親には 湖子と 日帰りの 金沢旅行と言って 出掛けたのです。 記憶…

ブログ小説「妖精の休日」その67

和己は ジッと聞いていました。 表情を変えませんでした。 最後まで聞いて すぐに 和己は 平常心を装っていました。 湖子には それがわかりましたが 知らない振りをしていました。 和己: お母さんは 元気なんですか 湖子: お母さんは大変元気だそうです。 …

人間は三段論法の説得に弱いらしい

最近知った話ですが 人間は 理性があって 推理力があります。 好きか嫌いかだけでは 人間は動かないことも多いのですが 三段論法に弱いらしいのです。 もちろん 理路整然としたものなら 当然かも知れませんが 少々誤っていても 信じる場合があるらしいのです…

ブログ小説「妖精の休日」その66

星子の 出したお茶を 美味しく ゆっくり飲んで 剛と星子は 帰りました。 星子は 剛が調べた結果を 湖子に 送りました。 いわゆるテレパシーで 送ったのです。 湖子は その結果を 聞いて 少しだけ考えて やはり 和己に伝えることにしました。 つぎに 和己に会…

ブログ小説「妖精の休日」その65

沈黙がながく続きました。 それを破ったのは 母親でした。 母親: 和己は私のことを どのように思っているのですか。 剛: それは 父親も和己も 話していません。 近所の人が 話している ところによれば あなたがいなくなった 翌日には みんなで探したそうで…

ブログ小説「妖精の休日」その64

母親: よかった 剛: この結果を 私たちは 和己さんに伝えるべきかどうか 悩んでいます。 知らせることによって あなたと 和己の 日常の生活に 大きな変化を生じます。 そこで あなたにそれについて 意見を聞くためにやってきたのです。 母親: えっ 私のそ…

ブログ小説「妖精の休日」その63

剛と星子は あつかましく お部屋に入りました。 椅子に座って 話が始まりました。 剛: あつかましくて申し訳ございません。 母親: そうですよね 久しぶりの休みなのに 星子: お手伝いしましょうか 家事のお手伝いは 慣れているんですよ 母親:じゃ 手伝っ…

ブログ小説「妖精の休日」その62

男性の剛ひとりが 尋ねるに行くと 不審がるので 星子とふたりで行くことにしました。 休みの日の 昼下がり ふたりは お部屋を訪ねました。 チャイムを鳴らして 出てきた 母親に 言ったのです。 剛: 少しだけ時間よろしいでしょうか。 母親:どなたですか 剛…

ブログ小説「妖精の休日」その61

母親の家出と その後の様子がわかったのですが これを はじめの約束に従って 湖子に知らせるべきか 知らせないか 判断する必要があります。 たぶん 湖子に知らせると 和己に伝え きっと和己は 母親に会いに来ると 考えられます。 そしたら 今は平穏に過ごし…

ブログ小説「妖精の休日」その60

妖精を テーマにした ブログ小説は書いておりますが その中に出てきた 「湖子(ここ)」を主人公にしております。 神さまの お手伝いとしての 妖精ですが その中で 湖子は 1番頼られる妖精です。 何千年も 休みなく 働いてきた湖子は 神さまに 休暇を与えら…

猫は可愛い でも

猫が出演する テレビ番組や CM多いですよね。 猫の好感度が高いが 理由でしょう。 深夜番組なので 見ていない方も多いでしょうが 「猫忍」を見ています。 それはおいて置いて 近所にも 猫家のようなものがあって 陽光の中で 日向ぼっこしている 猫の集団が …

ブログ小説「妖精の休日」その59

いつものように 駅前は 大賑わいでした。 駅の近くにある 大学が 段々と大きくなっていて 学生で 多くなっていました。 駅前には 目新しい 喫茶店もできていて そこにひとまずはいりました。 そこからは 長瀬の家が よく見えました。 別に変装していませんで…

ブログ小説「妖精の休日」その58

楽しい時間でした。 金沢にいたら 必要とされていたのです。 長瀬家では そうではなかったと 思い出を母親は 話し始めました。 結婚して 長瀬家に嫁いでも やることはなかったのです。 家事の大方は 秘書と呼ばれるお手伝いさんがやってしまうし 和己の世話…