和己は ジッと聞いていました。 表情を変えませんでした。 最後まで聞いて すぐに 和己は 平常心を装っていました。 湖子には それがわかりましたが 知らない振りをしていました。 和己: お母さんは 元気なんですか 湖子: お母さんは大変元気だそうです。 毎日 スーパーのレジを 打っているそうです。 和己: よかった 私にも お母さんがいたんだよね 一度会ってみたいな 湖子: そう 僕も 会いたいです。 和己: ところで どんな風のにして 見付けたの 父の話では どんなに調べても わからなかったそうなのに 探偵でも使ったの 湖子: 探偵ではなくて 妖精にお願いしたんだ 和己: 妖精ってなに なんなの? 湖子: だから 妖精なんだ 湖子: わからないけどありがとう