2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
和やかにはなしながら 家に戻ってきました。 時間も3時になったので おやつが 出てきました。 正月ですので お餅 ミカン それに 正月とは関係ない チョコレートです。 チョコレートは 十詩子たちが持って来た お土産です。 コタツにみんな座って またまた 悟…
自動車に乗り込み 家に帰る途中で 十詩子が 「ケーキ屋さんだ」と 指を指しながら 言いました。 悟: あれが例の ケーキ屋さんですね」 十詩子: そうなんです。 悟: 閉まっているみたいですね。 十詩子: 残念だわ 悟: 楽しみは とって置いた方が 楽しみかどう…
十詩子: 私は 十八の時に ふるさとをあとにしました。 それから40年弱が過ぎて あなたと またふるさとに帰ってきました。 高校卒業の時 校長先生が 『身をたて名をあげやよはげめよ』と言って 送られた言葉が やっと今日実現しました。 悟さんと結婚して 故…
お昼は すき焼でした。 お酒も出て ワイワイガヤガヤ 和やかです。 悟も十詩子もお酒を飲みませんので もっぱら 食べる方に回っていました。 いつもは 小食の 悟も 今日は みんなで食べる鍋は美味しくて 余計に食べてしまいました。 十詩子は 悟の横で 世話…
以下は朝日新聞記事よりの転載ですので 中身をご吟味の上 ご一読下さい。 あなたは フェイスブックを されていますでしょうか。 私は 友達が少ないので フェイスブックには 向いていないのですが 仕事のために しております。 そもそも私は 仕事以外は 私の…
みんな一緒に ガヤガヤ話ながら 家に入りました。 正月2日には 集まる習慣があって 十詩子の叔父さんや叔母さん 従兄弟や姪甥も来ていて 座敷は 座る場所もないくらいです。 悟は 一応座って ご両親に挨拶しました。 母親は 「ご丁寧に よかった よかった も…
休み休みゆっくりと歩いて 十詩子の家が 間近に迫った時 向こうの方に たぶん高校生くらいの 男の子が立っていました。 悟は 目が良いので 顔はわかったのですが 十詩子は 近視?遠視なので 誰かわかりませんでした。 男の子は こちらを見て 少し会釈したら …
100万アクセスを達成した その年に オフ会をしたいと思って 告知したのですが どなたも 参加されませんでした。 残念でした。 今回 1000万アクセスを 達成しそうなので 季節のよい 秋頃にでも またまたオフ会をしたいと思います。 2017年11月12日日曜日 園田…
年齢計算ニ関スル法律によれば 「年齢は出生の日より之を起算す」ることになっています。 暦に基づき 計算しますが 生まれた日を算入しますので 1952年6月25日生まれの私は 2017年6月24日に 65歳になります。 と言うわけで 誕生日は明日ですが 私は 65歳にな…
豊岡の正月は 雪が降っている時が多いのですが その年は 雪は殆どつもっていませんでした。 まだまだ時間があったので 歩いて 十詩子の家まで 行くことにしました。 駅を東に商店街を通って 円山川の川沿いの道まで出ました。 川を少しさかのぼって 歩いて行…
結婚のことを 十詩子の両親に 話すために 豊岡に向かう 電車に乗っていました。 1月2日ですので 正月の晴れ着を 着ている乗客も多く 華やいだ車内でした。 その中で 初老の悟と ひとつ歳は下だけど 娘のように見える 十詩子が 寄り添って 座っていました。 …
ブログ小説の山場である 誤解についての詳しいことは全話をお読み下さい。 「ロフトで勉強しましょ」 前編 クリスマス編 完結編とのあらすじ 十詩子は 大家族で高校まで 豊岡に住んでいました。 家計を助けるために 大学進学を諦め 尼崎市の大手鉄鋼会社の工…
「ロフトで勉強しましょ」 前編 クリスマス編 完結編とのあらすじ 十詩子は 大家族で高校まで 豊岡に住んでいました。 家計を助けるために 大学進学を諦め 尼崎市の大手鉄鋼会社の工場に勤めはじめます。 同僚の敬子とともに 社命で大阪の経理学校の夜学で …
ドラマで 日が当たらないお部屋という設定になっているのに 窓から お月様が見えていました。 そんな事ないですよね。 夏と冬で 見える高さは 逆ですが 同じような軌道を 通っています。 日食というのがあるくらいですから そうだと思います。 日が当たらな…
ブログ小説「ロフトで勉強しましょ」は 前編 クリスマス編 完結編と 3部構造になっています。 完結編を書いて 3年半が過ぎてしまいました。 昨日 再び 全話読んで また涙を流してしまいました。 きっと 自作の小説は 凡作であろうと駄作であろうと 感動する…
私も一人前に youtubeをしています。 この頃 履歴によれば 閲覧者が多いのです。 多いと入っても 200ぐらいですが 私にとっては 驚異的数字です。 びっくりです。 もっとびっくりなのは 再生時間が 一日に延べ4時間だそうで 国民の皆様の貴重な時間を 4時間…
次回からは 「ロフトで勉強しましょ」の 続篇を書きたいとともいます。 今から 36年前 私が 某私立の薬学部に 通学していた頃のお話です。 (当時の男子が通える薬学部は 関西では一校しかありませんが、、) 私は大学に行く傍ら 南森町にある 伝統のある 某…
皆様 期待されずに 読んで頂いたのかなと 思っております。 妖精が 一段上の 神さまになるために ひとつの試練として 人間になって 経験値を上げるというのが 大筋です。 人間のことを より知るために 人間になったのです。 あなたは 人間が死ぬことを よく…
妖精を テーマにした ブログ小説は書いておりますが その中に出てきた 「湖子(ここ)」を主人公にしております。 神さまの お手伝いとしての 妖精ですが その中で 湖子は 1番頼られる妖精です。 何千年も 休みなく 働いてきた湖子は 神さまに 休暇を与えら…
湖子は 何千年もの間 神さまに逆らったことは 一度もありません。 いわれたとおり 確実に仕事をこなし 妖精としての 地位を築いてきたのです。 今回の ミッションも 今までのことから 簡単だと思っていました。 長年人間を見ていて 人間のことを 知ってはい…
小食を続けると 長寿遺伝子が 働いて 長生きできるとか言う エビデンスがあるそうです。 私は 日頃から 節食を心がけておりますので 小食です。 そこで テレビで 小食が 長生きに繋がるということが 放送されているのを聞いて 「少しだけ食べて長生きしよう…
湖子は ふたりの間に生まれて 家族ができました。 亡くなっていく家族もいたけど 和己が増えて 子供が増えて それから 弥生が亡くなって 子供が出ていって ふたりだけの家族になってしまいました。 大家族を 前提にして 建てた家は 広すぎてしまいました。 …
人の子供は すぐに大きくなるのに 自分の子供は ゆっくりと大きくなっていきました。 湖子は 育児というか 子供を育てることを 楽しんでいました。 キャンプにも出掛け 田植えもしました。 おきまりのキャンプファイヤーで 感動して 親子とも 涙ぐんだり 山…
どんなにゆっくり 時間が 過ぎていっても 時間は経って 老いてきます。 湖子の 老いは早いように 和己には 思いました。 神さまが 早く 休暇を 終えるように そう仕組んだのです。 湖子にとっても これは 望ましいことだと 思いました。 弥生の 死に目にあっ…
お葬式が終わっても いろんな行事や 催し事が 行われます。 初七日が過ぎて 煩雑な行事が ひとまず終わります。 最愛の 母親を失って 淋しい気持ちが 忙しさに紛れて 小さくなっていました。 忙しさがなくなって ひとりで何もせずに ジッとしていると 無性に…
人が死ぬと 何かと 慌ただしくなります。 医師や ヘルパーや 葬儀屋さんが やって来ます。 弥生の家は 門徒で 父親の 月命日に いつもお寺さんが やって来ていました。 そのお寺さんにも電話して 枕経を お願いしました。 お葬式は 斎場の都合によりますので…
弥生の 病状は 日増しに悪くなる一方です。 湖子は 仕事を殆ど 休んで 弥生の 隣にいました。 夜も 遅くまで 介護していました。 もちろん 介護人を 何人かお願いして 来てもらっていました。 弥生は 神頼みで 神社の前を通った時は お参りしていました。 和…
「時間は誰にでも 同じようにある」とは 真実です。 しかし 時間の過ぎるのを 感じるのは 人間です。 人間によって 感じ方は様々 立場や 状態によっても 時間の経過は様々です。 時間が ゆっくり流れれば ながく生きたことになります。 少し前に起こったこと…
弥生の症状というか 病状は 段々すすんできました。 要介護の認定も 受けるようになって デイケアに行く様になります。 湖子は 仕事を 他の人に任せて 弥生と一緒にいる時間を ながくしていました。 和己も協力的でした。 そんな時が 数年続いて 弥生は 寝た…
最近の弥生は アパートの お金の計算が 上手にできません。 すこし 認知症になっていることは 確かでした。 湖子が癌で 入院した時も 黙っていても うまく過ごせたのは そんなためだったかも知れません。 気丈な 弥生にも 否応なしに 老いていきました。 湖…