ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトで勉強しましょ」結婚編その2

豊岡の正月は
雪が降っている時が多いのですが
その年は
雪は殆どつもっていませんでした。

まだまだ時間があったので
歩いて
十詩子の家まで
行くことにしました。

駅を東に商店街を通って
円山川の川沿いの道まで出ました。

川を少しさかのぼって
歩いて行きました。

コウノトリが
巣を作るための
鉄柱が
所々に立っているのが
遠くに見えました。

十詩子は
活動的な女性で
歩いて
営業に回ることも
しばしばありました。

悟は
机付と
言われるくらい
机の前でしか
仕事をしたことがなく
歩くことは
苦手でした。

ふたりは
正月とはいえ
暖かい日を浴びて
ゆっくりと
手を繋いで
歩いていました。

十詩子は
悟の顔を見ると
我慢しているようですが
辛そうでした。

十詩子は
「ここで休みましょうか」と
声を掛けました。

悟は
「ありがとう

僕の気持ち
わかるんですね

良いお嫁さんになるよね」と
十詩子に言うと
すこし赤くなった十詩子は
「あなたこそ
良い旦那になりますよね」と
答えました。