ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その133

お葬式が終わっても
いろんな行事や
催し事が
行われます。

初七日が過ぎて
煩雑な行事が
ひとまず終わります。

最愛の
母親を失って
淋しい気持ちが
忙しさに紛れて
小さくなっていました。

忙しさがなくなって
ひとりで何もせずに
ジッとしていると
無性に
淋しくなります。

弥生の
遺影が
仏壇の横に飾ってあるのを
見ると
もう何と説明して良いか
淋しくなるのです。

その淋しさを
仕事で
消そうとしました。

仕事をしていると
少しだけ
忘れてしまうのです。

ジッとしていないように
いつも何かの仕事をして
ジッとしなければならない時は
他のことを
考えることにしました。

湖子の時間は
ゆっくりと動いて
弥生への愛が
和己への愛を
増していきます。

これまで以上に
和己を
愛するようになっていくのです。