ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

人は貧しさを憂うにあらず、平らならざるを憂う その3

私の子供の時
私の村人は
ほとんど貧乏でした。

白米のご飯を食べるのは
一年に数度、
テレビ小説「おしん」で有名な
大根ご飯は
私の村ではごちそうでした。

今から考えれば
極貧の生活も
貧しいとは考えていませんでした。

「みんなが同じ生活をしているから」
貧しいとは考えなかったのです。

でも
私の母は
長らく街の生活をしていましたし
私の村の隣の街へ
行商に出かけていましたから
自分自身が
貧しいとよくわかっていたようです。

孔子孟子の中国の偉人が
「人は貧しさを憂うにあらず、平らならざるを憂う」と
言ったように
私は当時は
何も知りませんでしたので
貧しさを憂いたことはありませんでした。


しかし現代はどうでしょうか
社会の情報化が進み
「負け組」「勝ち組」のような言葉に代表されるように
多くの人が
「貧しい人もいるが
おお金持ちもいる」
と言うことがわかっているのです。


そんなとき社会は
不安定な方向に進みます。

為政者や
既得権者は
こんな時には
ある方法で
その不満を
少なくします。

さてどんな方法でしょうか。

皆様ご存じですか