ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトダイエット その35 

益雄は
ゴミ出しの時や
朝出勤時に
よく会っていた
隣の女性に
聞いてみようと
思ったのです。

朝の挨拶程度しかしないのに
そんなことを聞いても良いかと
あとになって考えるのですが
益雄は
聞ける人がいなかったことと
何事にも
几帳面な
益雄の性格もあるのです。

そこで
土曜日の朝
ドアの中でで様子をうかがうように
隣のドアが
開かないか
じっと待っていました。

いつもなら
燃えるゴミを
8時過ぎに
出すのですが
蛍子は
その日は
運動のせいもあって
疲れて寝過ごしてしまっていたのです。

蛍子は
8時頃目覚めて
「今日はゴミの日よね。
早く出さなきゃ

生ゴミを
火曜日まで
置いておけないわ。

早く服を着替えて
あー
お化粧は
省略しておきましょう。
休みの日だし
誰にも会わないだろうし。」
と考えて
急いで
ティシャツとパンツをはいて
生ゴミを持って
ドアを開けました。

その音を聞いた
益雄は
やおら
ゴミ袋を持って
ドアを開いて
廊下に出ました。

前を歩いている
蛍子を
早足で
追いかけ
追いつくと同時に
「おはようございます。
今日は天気が良いですね」
と蛍子に話しかけました。

いつものような挨拶なので
蛍子は
「おはようございます。
そうですね。」と笑顔で答えました。


蛍子は
挨拶だけだと思っていましたが
そうではなかたのです。
益雄のいわゆる世間話が続きます。

益雄:
こんな日には
出かけたいですよね。
どちらかに出かける予定ありますか

(蛍子は
『えっ
これってナンパ
こんなところで
ゴミ出しの時に』
と思いましたが
、、、、、)

蛍子:
いえ今日はありませんわ
どちらかに出かけられるんですか

益雄:
今日じゃないんですけど
出かけなければならないんです。
どんな服で出かけたらいいでしょうね


(「何
何なの
私に何を聞くのよ
そんなこと私に聞いて
どうするのよ」
と思いつつも
蛍子は)

蛍子:
そうですね
どんなところに出かけるかで
服も決まるんじゃありませんか

(まともな答えをしてしまいました。