ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「もうひとつの冴子の人生 パート3」その25


3週間後
冴子は
退院しました。

入院中
他の患者と
仲良くなっていたので
退院には
たくさんの
人が
見送ってくれました。

医師は
再発する可能性が
高いので
3ヶ月毎に来るように
言われました。

冴子は
「再発しても
いいかも

仕方がないよね」と
思っていました。

会社に復帰して
前よりも
バリバリ仕事をしていました。

新しい提案もして
会社の
労働環境は
良くなって
業績も上がって
社長も
喜んでいました。

そして
2回目の
検査の時
医師は
入院を
冴子に告げました。

冴子は
「やっぱり」と
思っていました。

今度は
覚悟が出来ていて
しっかりと
受け止めることが
出来ました。

入院して
抗がん剤療法しまいた。

それは辛かったです。

でも
毎日のように
友達がやってきてくれました。

看護師さんは
他の患者とも
またまた
友達になって
つらい
入院生活も
こなしました。

自宅療養ということで
アパートに
戻りました。

会社に行って
仕事を
した方が
良いと思ったのですが
社長が
「養生しろ」というので
使っていない
有給休暇をとりました。

体は
少し辛いので
あまり
出かけたくなかったのですが
天気が
よかったので
出かけました。

アパートから
少し歩いて
公園まで出かけました。

ベンチで休んでいると
風が
心地よく吹いていて
1時間くらい
座っていました。

そこに
見かけた
女性が
ベビーカーに
赤ちゃんを
乗せて
やって来ました。