ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その83

登は
社長として
頑張っていました。

飛び込み営業も
ひとりでできるようになりました。

まだまだ
究極の
笑顔のアイコンタクトには
ほど遠いものがありましたが
いろんな場面で
磨かれて
強くなっていました。

不景気な時なのに
会社の業績も
回復してきました。

姉に
子供ができて
母親は
もっともっと
結婚を勧めてきました。

でも
頑強に
断り続けていました。

ある日
同じように飛び込み営業で
京都の病院に
入った時
偶然ですが
美奈子さんに会いました。

美奈子さんも
同じように
おじいさんから
強く結婚を勧められていました。

美奈子さんも
誰か良い人があったら
結婚したいと思ってはいましたが
これと思う人がいません。

美奈子さんは
才色兼備で
お金持ち
の中で育ちました。

自分では
ワガママとは
おもいませんが
多少とも
そのきらいがあります。

そんな美奈子さんに
合うような人が簡単に
見つかるはずがありません。

家族は
「最上の理想の人などいない」と
説得されましたが
登は
その点では
理想的でした。

登のことがあったので
余計に
理想が
たかくなってしまったのです。

そんな事を考えてた時
登にに
再会してしまったのです。