ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その222

9時の約束でしたので
9時直前に
路地を歩く音がして
9時ちょうどに
インターホンが鳴りました。

夏子ちゃんが
「キター」と言って
飛び出していきました。

薫子も
後から付いて
出ていきました。

朝の挨拶をして
駅に向かって
出発となるのですが

薫子が
「行く前に
お話があります。」
と
突然言いました。

登は
狼狽しました。

心臓が
飛び出しそうです。

とりあえず
登は
「じゃ
駅前の喫茶店で
聞きます。」と
答えるのが
精一杯です。

何もしゃべらず
駅前まで行っている
途中で
夏子ちゃんが
「今日のおじさん
少し変

いつもと違うわ」
と言ったので
登は
いつものように
しゃべりはじめました。

しかし
声が
裏返っていました。

「今度は
声が変」と
突っ込まれてしまいました。

変な声で
道を歩いて
駅前まで
やって来ました。

朝ですので
喫茶店は
空いていました。

窓際の席に座って
登は
薫子の
最終の答を
聞くことになりました。