昭和30年代初めの頃 ラジオ
昭和30年代の始めの頃は、
ラジオは大変高価なものです。
私のおじさんに当たる人で
大変寛容で賢明な方だったんですが
昭和20年代の中ごろに
「ラジオは音しか聞けないが
今に
絵も出るようになる」
と言ったのです。
聞いているみんなは、
そんなことは絶対に起こるはずがないと
口をそろえて言いました。
当時はすでに
テレビは発明されていましたが
おじさんはそんなことを
たぶん知らなかったと思います。
きっとおじさんは、
技術革新の波を感じていたのだと思います。
話は飛んで
ラジオは
今の14型テレビの大きさくらいありました。
暗いところでラジオを見ると
ラジオの中が
ボーと明るいのです。
皆さんは見たことありますか。
何となく温かみがありましたよね。
実際ラジオは温かかったけどね。