ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その16

あずさは
そんな意味もないことを
一日中考えて
その日は終わりました。

翌日から
普通のように働いてる
つもりでしたが
同僚や
店長からは
「どうした?」
と言う問いを
何度も聞くことになるのです。



一方
次郎も
あずさと全く同じ事を
自問自答していました。

同じように
同僚から
「どうした?」
と言う問いを
何度も聞くことになるのです。

木曜日の夕方
次郎は
先輩に
このことを相談しました。

先輩は
親会社の正社員で
博学で知られており
次郎は
人生の先輩と尊敬しいました。

先輩も
「次郎次郎」と言って
可愛がっていました。

次郎:
「土曜日の日
飲み会が終わってから
一晩過ごした
女の子がいるのですが
携帯をなくしてしまって
連絡が取れないんです。
どうしたらいいでしょうか。」

先輩:
「へー
お前は
見かけはいい加減なように
見えているけど
本当は
まじめなやつだと思っていたのに
見かけ通りのいい加減なやつだったのか。」

次郎:
「先輩
どういう意味ですか
僕はまじめですよ。」

先輩:
「だって
会って直ぐ
ホテルに行ったんだろー」

次郎:
「何を言ってるんですか。
ゲームセンターで
さんざん遊んだ後
レストランで
話し込んだだけですよ」

先輩:
「そうだったのか。
そうだと思ったよ。
お前は見かけによらず
まじめだねー。」

次郎:
「見かけによらずなんて
見かけ通りの
まじめですよ。」

先輩:
「ところで
相手の女の子は
どんな人なんだね。」

次郎:
「とても可愛い人なんですよ。
僕会った瞬間に
ビビッと
電気が走ったよ。
先輩取らないで下さいよ。」

先輩:
「そんなことを聞いていないよ。
それを聞いて
どうなるの。」

(少しニヤニヤしながら)
次郎:
「色白でね
髪は長くて
ぱっちりとした
目をしてるんです。
本当に可愛いんだから。
そんなこと聞いていないですよね。」

先輩:
「はいはい
モンタージュ写真を作るんじゃないんだから
そういうことじゃなくて
どこに住んでいるか
どこに勤めているとか
聞いていないの?」