ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 28話

話していると
2限目が始まりました。

生物の時間で
生物の先生は
ノートを
十年変わらず
読み上げる先生だそうです。

十詩子にとっては
講義の内容は
高校の生物と多少重複するところがあったけど
興味がありました。
同じように口述筆記しました。

悟は
同じようにノートを取らずに
教科書に直接書き込んでいました。

生物の講義は
だいぶ早く終わりました。

昼になると
大方の学生は
学食か商店街の食堂に食べに行きました。

教室に残って
弁当を食べるのは
数人しかいませんでした。

ふたりはお弁当を机の上に出して
食べ始めました。

悟の弁当は
メザシと大根と人参の煮付け
でした。

十詩子は
そんなお弁当を
作ってあげたいと
密かに思っていました。

お弁当を食べながら
ふたりは
話しました。

悟:
僕はね
薬学部を卒業したら
今度は
建築学部に行きたいんだ
僕は建築士になるのが
夢なんだ。

十詩子:
そうなの
それはうらやましいわ
ふたつも大学を行くの

悟:
ごめんね

十詩子:
別に悟さんが謝らなくても
良いですよ

悟:
どう言ったらいいのかわからないけど
僕が出た高校で
学年で一番成績が良かった生徒は
家庭の事情で
大学には行かなかった。
でも一年経って
夜学に通っていると
聞いたことがあるよ。
この大学にも
2部と言って夜学があるんだ

十詩子:
そうなの
夜学ってあるんですよね

悟:
十詩子さんは
才能は僕より秀でているんだから
絶対に行くべきだよ
、、、、
、、、
、、、
ごめん
差し出がましいこと言って
ごめんね
十詩子さんは
ノートを見ると
すごく向いているように思うんだ。
僕よりきっと
大学向きだね。

十詩子:
そうかな
悟さんに
そう言われると
嬉しいわ

そんな話をしていると
悟の友達が帰ってきました。