ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 67話

雷に打たれたような
大きな衝撃のために
何も言えなくなって
動けなくなりました。

目が点になってしまったのです。

悟るが見たのは
左手の薬指に指輪をつけた
十詞子が
若い男の
方に手をやっている場面だったのです。

悟は
直感的に
その若い男性と
十詞子が
深い仲だと
思いました。

その男性から
指輪を贈られ
左手の薬指に付けていると
思ったのです。

これは大きな誤解ですが
十詞子が
会社では偉くなって
悟るには遠い存在になっていたので
そう思ってしまったのです。

悟は
十詞子が自動ドアの外に出て行くのを
見送ってしまいました。

このときの十詞子は
ある企画の重役プレゼンテーションが
無事終わって
打ち上げに行くところで
十詞子が肩を
抱いていたように見えたのは
担当の若い部下の
労をねぎらって
肩を叩いていただけで
いつものねぎらいたったのです。

こうして
大きな誤解は
あんなに永い
悟の恋を
終わらせてしまったのです。

こうして
その終わりは
十詞子とはまったく違うところで
誤解ですが来てしまったのです。

しかしこの誤解は
普通に考えると
すぐに解けるものですが
もう一つの大きな誤解が
ふたりの仲を
永く
裂いてしまいます。