ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの奇跡 その21

莉子は
その言葉を聴いて
愕然となりました。

家に帰ると
まず
田舎の両親に電話をして
そのことを伝えました。

両親は
あさって
来阪すると言うことで
電話は切れました。

会社も
当分の間
休むと連絡を入れました。

翌日は
清荒神にお参りにもしました。

翌々日は
田舎から
両親が
駆けつけてくれました。

妖精は
友達ということで紹介してもらいました。

何人も
狭い部屋なので寝られないので
妖精は
「家に帰る」と言って
近くのホテルで
泊まりました。

次の日
莉子と両親それと妖精は
病院で先生の話を聞きました。

お医者様は
「莉子さんの病気は
大変悪いので
直ぐに入院してください。

検査をして
直ちに
抗がん剤治療を始めましょう。

病状が進行しているので
最悪の結果になるかもしれませんが
最善をの努力をします。」
と言われました。

莉子をはじめ
両親は
大変心配でした。

莉子は
見かけ上は
何の病状もなく
元気でした。

それなのに
死ぬかもしれないと聞いて
打ちのめされたようで
夢ではないかと
疑ったのは
言うまでもありません。

莉子の両親は
莉子のことが
大変心配でしたが
年末で
家業が忙しいので
星子に任せて
帰っていきました。

莉子は
その翌日から
抗がん剤治療が始まりました。

一日目は
何と言うことはなかったのですが
2日目になると
強い吐き気と
けだるい感じが
出てきて
日に日に増してくるのです。

一応終わる
10日目まで
何も食べられず
第一クルーは終わりました。

妖精は
毎日お見舞いに来ましたが
莉子は何も食べられなかったので
見ているだけでした。

投薬が休止されると
莉子は
無性にお腹がすいて
色んなものを
妖精に言って
買ってきてもらって
食べました。

第2クルーが始まると
また食べられなくなりました。
前よりもその症状は
ひどい様で
今度は
髪の毛も抜けてきました。
妖精に
毛糸の帽子を買ってきてもらって
莉子は被りました。

薬の休止期になったので
多少気分が良かったある日
莉子は
院内の散髪屋で
髪の毛を短くしてもらいました。

その帰り
売店で
お菓子を買って
陽だまりの
ベンチに座って
ため息をつきながら
お菓子を食べました。