被災者の方々は どんなとき喜んでもらえるでしょう。 そこで 16年前 私どもの家が 阪神淡路大震災の時 潰れてしまったときのことを 思い出してみます。 私の家は セラミックブロック造と 木造でできていました。 小さな水路の縁を これまたセラミックブロックの擁壁で かさ上げして 作っていたもので 地震がやってくると 崩壊までには至りませんでしたが、 壁に大きなひびが入りました。 内部の塗り壁は 落ちてしまって 片付けるのが大変でした。 たぶん行政に申し出ると 全壊の認定を受けたと思います。 家とは別に 私どもの会社の貸家の屋根の瓦が ずれたので すべて葺き替えることになり 3週間あまり 寒風のなか 屋根の上で 仕事をしました。 拙宅も 自力で撤去して 自力で その後建築しました。 こんな時 私には 「がんばって」と 言う人は希でした。 「体に気をつけて」とか 「疲れのでないように」とか 言って下さる方が多かったように 記憶しております。 やっぱり 思いやりが大切ですよね。