ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

妖精のお食事 その2

星子は
お料理が大好きです。

それにもまして
好きな剛のために
作るので
美味しいものができました。

星子は
仕事で
料理を教えるほど
上手で
日本料理から中華料理
フランス料理など
なんでも
作れました。

もちろん
お菓子も
上手に作れたのです。

でも
妖精の時には
あまりそれを食べませんでした。

妖精は
食事をする必要もないので
食べなかったと言えばそれまでですが
一時的に
人間になった
星子は
食べ物が
これほど美味しくて
特に剛と食べると
食事が進みました。

そのため
スリムな体型の
星子は
ふくよかな体型になっていました。

星子は
鏡を見て
それが
ショックでした。

妖精の力を持っていたら
魔法で
戻すことができるのですが
なにぶん人間になった
星子にはできません。

剛は
ふくよかになっても
星子のことが
大好きでした。
それどころか
ふくよかな星子の方が
よかったのですが
星子が
太ったことを
気にしていることには
気が付いていました。

星子が
「妖精なら
すぐに戻れるのに」と
笑って話をしたことで
剛は
雷で打たれたような
衝撃を覚えました。

星子が
妖精に戻って
剛の元から
去っていかないか
心配になっていたのです。