ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトに住むレジ係」その2

加代美は
普通の努力で
充分だと考えていました。

当時は
バブルのはじめで
普通の努力で
充分な会社に
就職でき
それなりに
お給料見頂けた時代でした。

大学で
楽しんで
4年生の夏から
就活(当時はそんな言葉はありません)して
不動産会社に
就職しました。

今になって考えると
就職先を
間違ったのですが
当時では
家族からや友達からは
うらやまれました。

お給料がよかったのです。

何しろ
不動産バブルとか言われていたくらいですから


そんな会社で
加代美は
庶務・受付係でした。

色んな仕事を
するのですが
重要な仕事と言えば
お茶出しです。

会社を訪れるお客様に
お茶を出します。

もちろん上等なお茶で
100g何百円や何千円というものがありました。

営業のサイン(お茶・緑茶という良い分けでで
高い方のお茶を出します。)を聞いて
うまく出さないといけません。

上手に
出すことが
大きな社命です。

横で聞いていると
何千万とか
何億とか言う
金額が出てきます。

加代美は
大学で
茶道のクラブに入っていましたし
お茶に興味もあったので
お茶の入れ方に
熟達していました。

お茶の入れ方と
笑顔での接客で
上司いや社長からも
誉められたことも
何度もあります。