ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトの妖精 スイーツ編」 その22

早樹には
友達が
少ないのです。

というか
普通に育ったつもりですが
小学校中学校と
少しいじめを受けて
友達よりも
家族と仲良くしていたのです。

大学時代には
早樹に
言い寄る男子学生もいたのですが
早樹は
相手にせずに
スルーしていたのです。

大学を卒業して
こちらの会社に
就職して
ひとり暮らしを始めると
友達は
いなくなってしまいました。

それに
ひとりだけ
スイーツの開発を
命じられ
職場の友達とも
疎遠になって仕舞ったのです。

早樹は
そんなことは
気にしなかったのですが
星子と剛が
仲良しなのを見て
人恋しく
思ったのかもしれません。

それに
剛にそんなことを言われて
落ち込んでしまいました。

スポンジケーキの問題も
解決しそうな気がするのに
、、、、

早樹は
仕事に打ち込んで
忘れようとしました。


翌日
電子レンジを
使う時間を
短くして
なるべく焼くようにする方法で
何度も確かめましたが
うまくいきませんでした。


3日ばかり
条件を変えながら
やりましたが
満足なものは
得られなかったけど
早樹は
ただただ
がむしゃらに
こなしていきました。