ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトの妖精 スイーツ編」 その23

早樹が
がむしゃらに実験すればするほど
星子たちは
肩身が狭くなっていました。

早樹を助けるために
やって来ているのに
余計に
重荷になっている
状態だからです。


星子たちは
この状態から抜け出すためには
ふたつの方法しかないと考えました。

ひとつは
「スイーツ作りに成功する」
もうひとつは、
「早樹さんに
良いお相手を見つける」と
いうものです。

星子と
剛は
この難しい課題を解決するために
考えました。

元々理科系の
剛は何とかスイーツを
成功させたいと思って
なぜ
焼くとしぼんでしまうのか
考えました。

星子は
早樹と仲良くなれるような
友達を
探すことにしました。

まず
スイーツですが
早樹たちが考えた
チョコレートの
スポンジケーキですが
チョコレートとだけを
卵と混ぜると
分離するので
生クリームを
入れています。

生クリームは
低温の時に
泡立つので
少し冷やして
泡立てていたのです。

でも
焼くと
当然
温度が上昇し
小麦粉が固まるまでに
泡が潰れてしまうのではないかと
考えました。

そこで
よく考えると
同時に混ぜている
卵は
高温の時に泡立つので
高温で混ぜれば
どうなのか
確かめてはどうかと
早樹に提案しました。