ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その68

勇治の話では
アパートの近くの
鷹取の駅前に
古いパン屋があって
その店の店主が
引退するので
誰かに譲るというものでした。

店は古く
中のパン焼き器やそのほかの道具も
すっかり古くなっていますが
駅前で
良い場所なんだそうです。

もちろんバブルの
絶頂期ですので
相当するのです。

まだ
1000万円ほどしか
貯まっていないのに
到底足らないのです。

勇治のお給料が上がった
4年前から
あまり増えていません。

冴子も
仕事がかわって
お給料が増えても
増えた分を
貯金には
回さなかったので
勇治に
強く言うことはできません。

冴子も
なんだかんだと
理由をつけて
服を買ったり
靴を買ったり
鞄を買ったり
ランチに行ったりして
使ってしまっていたのです。

バブル時代は
あとになって
そう言うものだと
思うことにしました。

勇治は
お店を買うことに
凄く乗り気で
まだ早いとは
言えなかったのです。

できれば
もう少し
安い物件を
探したいと
思っていましたが
そんなことさえ
言えるような
雰囲気ではありませんでした。