会った日から 数日経った日 川上さんに誘われて 家に行くことになりました。 男の一人暮らしが 長いというのに お部屋は きっちり片付いていました。 六甲の山が見える お部屋が 川上さんの お気に入りだと言っていました。 夕日が綺麗で 特に 夏の夕日は 六甲の山の上に 沈む時の 夕焼けが すばらしいというのです。 それで 日の入りを待つために ゆったりと お部屋でくつろぐことに なります。 何やかやと 話す内に Pに会ったことや 登が 怨むのをやめてくれたことなどを 話しました。 川上さんは 「それは良かった。 人を怨んで暮らすより 楽しく笑って 暮らす方が 楽しいに 決まってる。 冴子さんの 前向きなその気持ちが 良かったのかもしれないね。」と 言ってくれました。 お菓子を食べて コーヒーを飲んで 待っていると 西の空に 太陽が 沈みかけました。 とても 美しい光景でした。 だんだんと 暗くなるお部屋で 川上さんと 結ばれました。 その日は 家に泊まって 翌朝 朝食をふたりで作って 食べて 家に帰りました。