ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その136

「安全管理」の初日
工場内に入る
工員さんたちを
「検査」しました。

ひとりひとりを
ボディチェックして
ポケットの中まで
調べました。

ポケットに
携帯電話や
財布が入っていると
入れませんでした。

初日は
半分以上が
再検査になってしまいました。

また
酒が残っている従業員がいて
マニュアル通り
入れませんでした。

この検査に対して
不満ごうごうです。

その不満は
冴子に向けられてしまいました。

冴子が
予想していたように
冴子は
さらに
怨まれることになります。

すべては
社長の指示ですが
そうは理解されていなかったようです。

チェックがすむと
冴子は
監視カメラの
モニターを
見るのです。

それから
乱数表に従って
社内
巡視の時間が
来ると
乱数表の
順序で
巡視します。

なにぶん
乱数表ですので
お昼の時間も
ゆっくりと
食事を摂っていると
時間がやってきて
行かなければならなくなります。

行った先には
要所に
冴子を
チェックするための
鍵がおいてあって
スケジューラを鍵で回します。

そんな一日が過ぎると
最後に
誰も残っていないか
確認して
封印して
帰宅するという
段取りです。

冴子と
もうひとりの
ぶっきらぼうな
中年女性と
ふたりでこなします。

今までの
パソコンの仕事に比べると
精神的にも
肉体的にも
大変だと思いました。